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禅マインドブログ

「経済」の語源は「経世済民」

「経営(けいえい)」という言葉が本来仏教用語であるというのは知っていましたが

「経済(けいざい)」の語源が「経世済民(けいせい・さいみん)」であるということを

最近知りました。


 その言葉の意味を辞書で調べてみると・・・

【世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと。「経」は治める、統治する。

「済民」は人民を救済すること。「済」は救う、援助するの意。「経世済民」を

略して「経済」となった】とあります。


 この意味と照らし合わせて現代の経済はどうでしょうか?


いわゆる資本主義経済、貨幣経済であり経済の主役は「お金」にとって代わられています。

決してお金を否定しているわけではなく、主役は「民」つまり「人」であるということを

あらためて思い出す必要があるのではないかと思うのです。

 
 経済活動をする会社というものが、世の中を少しでも良くする商品やサービスを開発する。

その商品やサービスに消費者は対価(お金)を払う。そこに会社の存在意義があると思うのです。


このバランスを追求したのは、例えば日本企業の先駆者と言われ500社前後の企業の

創立・発展に貢献した(「論語と算盤」でも有名な)渋沢栄一をはじめとする日本の経営者達でした。


仏教や儒教に関わらず、人としての倫理観を改めて会社の経済活動の使命(ミッション)に

埋め込む必要性を今とても感じています。

2012年07月23日経営

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