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「禅(ZEN)」に対するイメージ 外国人と日本人ではこんなに違う

最近は企業研修や坐禅会でも外国人の参加者が増えてきました。

冒頭、私は皆さんに必ずこう聞きます。

「禅(ZEN)に対する皆さんのイメージを聞かせてください」

外国人のZENに対するイメージはこうです。

「calm(穏やか)」「relax(リラックス)」「Harmony(調和)」

一方、日本人の禅に対するイメージはこんな感じです。

「修行」「足が痛い」「無」「バシッ→警策で肩を叩かれるイメージ(笑)」

まあ完全に真逆と言ってもいいですよね。

海外ではZENはmeditation(瞑想)やmindfulnes(マインドフルネス)ブームの

影響もあって心を調える、というイメージが浸透しているようです。

さてさて、それではこの全く違うイメージ。

いったいどちらが正しいのでしょうか?

実は両方とも正解です。

座禅を習慣化している人ならわかるかもしれませんが

最初の坐禅は実は睡魔や足の痛みとの戦いだったりします。

結跏趺坐(けっかふざ)と呼ばれるあの足の組み方にも実はちゃんと意味があります。

様々な苦行を経た後に、ブッダが悟った最後のポーズがあの結跏趺坐と言われています。

結跏趺坐ができるようになると、姿勢が安定し、呼吸がしやすくなるのです。

マインドフルネスではそこまでやりませんよね。

いまここに、意識を集しに、ありのままの自分に気づくこと。

1分でも2分でもいい。

そこから始めればいい。

マインドフルネスは座禅の敷居を劇的に下げてくれました。

とても素晴らしいことです。

私はマインドフルネスを「気づきのスキル・メソッド」坐禅を「心の筋トレ」と捉えています。

いまここのありのままの自分に気づくこと、これを繰り返して脳を、心を鍛えることで

ストレスに強い脳に変わると言われています。

怒らない脳に変わると言われています。

集中力が増すと言われています。

慈悲の心が育まれると言われています。

4年間、実践してきて、これは完全に確信しています。

冒頭の話しに戻ります。

外国人のもつZENのイメージ「calm」などと日本人の持つ禅のイメージ「修行」などは
どちらも正解と言いました。

この違いは、座禅を継続していく上での心の状態の段階の違いということです。

最初は「眠い」「足が痛い」「じっとしていられない」不快なことは確かです。

しかし、回を重ねて、継続していくと「calm(穏やか)」「relax(リラックス)」してきます。

気持ちよくなってきます。

つまり感覚が「不快」から「快」へと変化していくのです。

さらに座禅を続けていくといったいどうなるのでしょうか?

さらに座禅を続けていくと「覚(醒)」になっていきます。

「不快」→「快」→「覚」というステップです。

※覚とは覚(醒)であり、覚(さと)りでもあります。

目が、頭が冴えて集中力が増していきます。

直観力が高まります。

気づき力が高まります。

本来備わっている自分の中の潜在能力が開花します。

ありのまま、あるがままの自分を生きることができるようになります。

この状態を禅語で「全機現(ぜんきげん)」と言います。

本来自分の中に眠っている潜在能力や才能など「全(て)の機(能)が完全に現(れた)」状態です。

外国人と日本人がもつ禅(ZEN)のイメージ、そのどちらにもない「全機現」という概念。

この「全機現」こそが禅(ZEN)の最終到達点なのです。

2016年11月16日島津

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