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禅マインドブログ

世阿弥から学ぶプレゼン・スピーチの極意

講演、研修講師はもちろんプレゼンやスピーチの際に役立つ秘伝は
禅を極めた能の世阿弥から学べます。

ジャパネットたかたの創業者である髙田明氏は、
室町時代の能楽師・世阿弥の著作から多くの教えを学び、
ビジネスやコミュニケーションに活かしています。

具体的には以下の4点が挙げられます。

1. 一調・二機・三声

世阿弥は『花鏡』の中で、声を出すまでのステップとして
「一調・二機・三声」を説いています。

これは、声の張りや高さを心と体で整え(「一調」)
声を出す間合いを計り(「二機」)
実際に声を発する(「三声」)というプロセスです。

髙田氏はこれを自身のプレゼンテーションや商品紹介に応用し、
効果的な伝え方を実践しています。

2. 離見の見

「離見の見」とは、役者が観客の視点から、
さらには前後左右から自分を客観的に見ることを指します。

商品紹介の際に自分の視点だけでなく、
お客様の立場から自分の話し方や表現を俯瞰し、
より効果的に伝えることを心がけています。

3. 秘すれば花

世阿弥の「秘すれば花」という言葉は、全てを明かさず、
隠すことで魅力が増すという意味です。

商品紹介においても全てを説明し尽くすのではなく、
視聴者に想像の余地を残すことで興味を引き、
購買意欲を高める手法を取り入れています。

4. 時分の花とまことの花

「時分の花」は若さや目新しさ、一時的な魅力を指し、
「まことの花」は経験や修練によって得られる真の魅力を意味します。

高田氏は自己満足に陥らず、常に学び続ける姿勢を持つことで、
真の魅力を追求しています。

2024年12月27日講演・セミナー

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